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2023 年度 研究成果報告書

小津安二郎直筆資料群の比較検討:蓼科日記、1930-60年代日誌との比較から

研究課題

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研究課題/領域番号 21K00239
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分01070:芸術実践論関連
研究機関同志社女子大学

研究代表者

宮本 明子  同志社女子大学, 表象文化学部, 准教授 (60633419)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード一次資料 / 映画史 / 小津安二郎 / 野田高梧 / 直筆 / 台本 / 手帳 / テクスト
研究成果の概要

第一に、『早春』の台本と同時代の資料を比較検討し、作家里見弴が映画雑誌『シナリオ』で『早春』の台本への関与を明言していたことや、里見が日本映画の台詞をどのようにとらえていたのかを突き止めた。第二に、『麦秋』台本の一部が掲載された高等学校国語教科書の分析を通じて、小津の1950年代における受容の様相を明らかにした。第三に、脚本家野田高梧の1963年の手帳に小津の記録が残されていたことを発見し翻刻を行った。同手帳から、小津の次回作への意欲や入院時の様相を明らかにした。以上のように、小津が巨匠と評価される過程を、資料の精査を通じて示すことができた。今後、他の作品にも対象を広げての分析が課題となる。

自由記述の分野

表象文化論

研究成果の学術的意義や社会的意義

新資料を含む一次資料を通じて映画成立過程を実証する。既存の小津像や成立過程を再考し、後続する研究に資する。

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公開日: 2025-01-30  

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