研究課題/領域番号 |
21K00334
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
松浦 周子 (豊田周子) 名城大学, 外国語学部, 准教授 (10749807)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 台湾 / 戦後初期 / 東アジア / 女性 / ライティング / 日本語短詩文芸 / 植民地言語文化政策 / 「教養」 |
研究実績の概要 |
R3年度は、新型コロナウィルスの影響により、昨年度に完了を予定していた、日本科学研究費助成事業の基盤研究(C)18K00360:「戦後初期(1945~1949)台湾における女性文芸の発見とその展開」(2018~2011年、研究代表者)の成果物の作成作業が遅延し、こちらに割くエフォートが大きくなった。ただし、当該成果物である拙著『台湾女性文学の黎明――描かれる対象から語る主体へ1945-49』(関西学院大学出版会、2021)は、本プロジェクトの前史と位置付けられるものであり、出版作業の過程で、本プロジェクトの進展に関わる重要な気づきも多く得られた。またR3年度は、当初予定していた海外調査が叶わなかったため、国内における関連書籍・論文の収集に専念した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
上述したとおり、新型コロナウィルス感染拡大の影響に伴い、研究を遂行するための計画が各所で遅延したため。台湾への渡航や海外出張が困難ななか、当初予定していた現地における資料収集やインタビューの見通しが立たず、大幅な予定変更を余儀なくされたため。
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今後の研究の推進方策 |
R3年度に収集した資料を踏まえ、R4年度は台北で開催される国際学会での発表にむけ準備を進める。ここでは、戦後の台湾詩壇を牽引した女性歌人とその短歌に関する報告を予定している。また、同報告で得られた知見をもとに、年度内に関連論文の発表を目指す。 次年度以降に予定する台湾での資料調査にむけて、情報の整理を着実に進めてゆく。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染拡大の影響により、本来予定していた海外調査が行なえなかったため。当該年度経費の繰り越し分については、次年度以降の現地資料調査の費用等に充当する予定である。
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