研究課題
基盤研究(C)
本研究は、イギリス・ロマン主義文学の中でも特にジョン・キーツの詩における非国教徒アカデミー教育の影響を明らかにするものである。非国教徒アカデミーの成立に深く影響を与えたユニテリアン主義と呼ばれているキリスト教の新しい信仰の歴史について、さらにはキーツのみならず、イギリス・ロマン派詩人サミュエル・テイラー・コールリッジとジョーゼフ・プリーストリのユニテリアン主義についてまとめることができた。主な研究成果は学会発表1件、雑誌論文3件の合計4件である。
イギリス文化、イギリス文学
本研究の遂行によって、ジョン・キーツの詩における非国教徒アカデミーの影響のみならず、例えばユニテリアニズムなど、関連する宗教的、思想的及び文化的な影響が確認されたと考える。特に、これまでイギリス・ロマン派文学と非国教徒アカデミーの関係については、あまり論じられることがなかったため、その意味において、本研究の学術的意義があると考える。