研究課題/領域番号 |
21K00437
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
平手 友彦 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (10314709)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
キーワード | Gilles Corrozet / パリ / ガイドブック |
研究実績の概要 |
今年度は以下の文献収集と整理を行った。 1 本研究の中心となるGilles Corrozetが編纂・出版したLa Fleur des antiquitez『古代の華』の1532年初版からNicolas Bonfonsによる1586年版Les Antiquitez croniques et singularitezまでの13の版本を入手して書誌を作成した。 2 『古代の華』の主たる構成要素となるGuillebert de MetsのDescription de la ville de Paris、1543年版『古代の華』に追加されたパリ街路名のオリジナル・テクストと考えられるLes rues et les eglises de la ville de Paris、Dit des rues de Paris、Les cris de Parisの書誌を作成した。 3 『古代の華』以降の17世紀から19世紀までのパリ案内書である、Du BreulのLe Theatre des antuiquitez (1612年)、MalingreのLes Antiquitez de la ville de Paris (1640年)、Nemeitz のSejour de Paris (1727年)、Piganiol のDescription de Paris (1742年)、JezeのEtat ou Tableau de la ville de Paris (1765年)、ThieyのGuide des amateurs et des voyageurs etrangers a Paris (1787年)、Mercier de CompiegneのManuel du voyageur a Paris (1799年)、VilliersのManuel du voyageur a Paris (1806年)、Marchant de BeaumontのLe Nouveau condacteur de l'etranger a Paris (1812年)、Jacques-Guillaume のDescription de Paris (1818年)、BazotのNouveau guide ou L'indicateur parisien (1819年)、AudiganneのParis dans sa splendeur (1861年)、JoanneのLe Guide Parisien (1863年)、Paris-Diamant (1867年)、Lehaguez のLe nouveau Paris guide de l'etranger (1888年) を収集し、これらの系譜を検討した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナの感染拡大によって、パリ国立図書館などへの文献調査を行うことができなかったため。
|
今後の研究の推進方策 |
パリ国立図書館などへの文献調査の日程を多くとって、できるだけ多くの文献を集中して調査することで今後の研究を推進させる。
|
次年度使用額が生じた理由 |
今年度に国外の文献調査を行うことができなかったため、次年度に文献調査の旅費を使用する。
|