研究課題/領域番号 |
21K00502
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
難波 彩子 関西学院大学, 国際学部, 教授 (00638760)
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研究分担者 |
片岡 邦好 愛知大学, 文学部, 教授 (20319172)
原田 康也 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80189711)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 同調 / 大学生 / 談話分析 |
研究実績の概要 |
2023年度は、(1)データ収集、(2)研究成果の発信、の2点に焦点を置いて活動した。 前者については、2023年7月関西圏に在住する留学生と日本人学生4名からなる多人数自然会話を合計5セット(1セット約60分、合計300分)の録画データを収集した。さらに、上記データ収集直後、20名の参加学生個人と研究代表者によるフォローアップ個人インタビューを実施し、1人あたり5分から30分程度の録画データを収集した(合計約250分)。 後者は研究発表と論文出版から成る。研究発表では、国際学会で共同研究者、そして研究代表者が本プロジェクトに関わる内容でそれぞれ口頭発表した。共同研究者は国内研究会でも口頭発表を1件行った。論文出版では、共同研究者が書籍の1章分を執筆し、発表した(出版社Bloomsbury Publishing)。さらに、所属先シンポジウムの報告書でも論文を執筆した。研究代表者は、友情構築のメカニズムを探る書籍の1章分を執筆し、2024年1月に出版した(出版社Routledge)。現在、別の書籍の1章分を執筆し、編集作業を行なっている(出版社 John Benjamins)。 以上の通り、昨年度はデータ収集と研究成果の発信に従事し、研究を進めることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度は、新たなデータの収集に加え、研究成果の発信としても充実した一年となった。国際学会の発表2件、国内研究会発表1件、海外書籍チャプターの執筆3件、研究報告書1件と活動的に発信することができた。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度は、収集したデータの書き起こし作業やデータ解析に主に取り組んでいきたい。また、2023年度から執筆している書籍の1章の出版完了に向けて尽力していきたい。さらに、学会や研究発表会などでも研究成果の発信を引き続き行なっていきたいと思う。
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次年度使用額が生じた理由 |
依然ポストコロナの影響で学会がオンラインに変更になることもあり、スケジュールに変更が出たため。 2024年度は、国内外での学会発表などの研究や補足する場合のデータ収集、論文執筆などで参照する書籍などの経費に充てる。
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