研究課題/領域番号 |
21K00556
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
高山 知明 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (20253247)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | オノマトペア / 音象徴 / 音韻論 / 擬音語 / 擬態語 / sound symbolism / mimetic / sound symbolism |
研究実績の概要 |
一見、自由奔放に作られているかに見えるオノマトペアであるが、先行研究によっても明らかにされているように、実際には一定の規矩に従い、きわめて構造的に作られていることが分かっている。これは、主として現代語の分析によって明らかにされている事実であるが、過去に遡ってみても、おそらくオノマトペアの構造の基本的な骨格は変わらないものと見込まれる。この後、オノマトペアについての言語変化をより具体的に明らかにしたい。 歴史的に何が変わっており、また、何が変わっていないのかについては、必ずしも明らかではない。また、変化が見られたとして、個々の表現形式の変化に留まるのか、それとも、その仕組みに関わる部分での変化なのかについても、まだ十分に見極められておらず、その点についても明らかにする必要がある。 過去の日本語に関する情報は不完全であるが、ある程度、組織的にデータを整備して、時代間の比較がより明確に行えるよう更に工夫する。 時代間の相互の比較において、困難な問題に直面したため、それらの課題が解決できるようにデータ整理の最適な方法を模索中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
時代間の相互の比較において、形態としての歴史的同一性に関する判断において、困難な問題に直面しており、それらの課題を回避し、当面、解決できるようにデータ整理の最適な方法を模索中である。この後、無理に歴史的同一性に関する判断は下さずに、それをいったん保留したかたちでも、使いやすいデータの整理法を考える必要がある。 ただし、昨年度、予期せぬかたちで、学内教育組織の役職(人文学類長)に就いたため、当初の計画に照らし合わせると、十分な研究時間を割くことができなくなった。学内の管理運営業務を優先せざる得なくなり、大幅に研究に充てる時間が減った。そのことが、遅れの主要な要因となった。
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今後の研究の推進方策 |
本来の計画内容に沿って、時間的制約が厳しい中、可能な範囲で、着実に作業を進め、成果に繋げていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
昨年度は、当初の計画に照らし合わせて、十分な研究時間を割くことができなくなった。学内の管理運営業務を優先せざる得ず、大幅に研究に充てる時間が減り、基本的な作業の進展が遅れている。それにともない、使用額も予想よりも小さくなった。 時間的制約が厳しい中、当初の計画内容に沿って、可能な範囲で着実に作業を進め、適正に使用していく。
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