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2023 年度 実績報告書

戦後日本語教授法の日米外交史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K00599
研究機関福岡教育大学

研究代表者

竹本 英代  福岡教育大学, 教育学部, 教授 (50294484)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード日本語教授法 / 日本語 / 日本語学校 / 宣教師
研究実績の概要

令和5年度は、国際基督教大学における日本語教育コースの位置づけを明らかにすることと、小出詞子の日本語教授法の生成過程を検討する二つの目的があった。二つの研究を架橋する資料が収集されている国際基督教大学のアーカイブズで資料調査を行い、大学の設立期の日本語教育に関係する資料と小出詞子に関する資料を収集した。
最終年度の資料調査を踏まえて、本研究で注目したダーリー・ダウンズの動向と戦後の国内における日本語教育への影響が重要であることが判明した。ダウンズについては、戦前の彼の言語教育論と戦後の東京日本語学校との関係に関する資料を再び調査した。
資料調査により、ダウンズは国際基督教大学設立委員のメンバーであったが、大学の日本語教育コースとの直接の関係はないことが明らかになった。国際基督教大学における日本語教育コースの意義は、設立期の大学の理念との関係から問い直す必要が出てきた。
また小出詞子の日本語教授法の生成過程についても、国際基督教大学の理念との関係が重要であり、留学生に対する日本語教育の観点から再検討することが課題である。さらに小出だけでなく、マッケンジーとゲルハートの言語教育論の検討が不可欠であることが明らかになった。小出については、資料調査と同時に小出を知る人物からのインタビュー調査を合わせて行った。設立期の国際基督教大学の大学資料の調査を踏まえ、今後は、留学生に対する日本語教授法の研究の視差から研究成果をまとめていきたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 戦後の日本語教育に果たした宣教師D.ダウンズの役割2024

    • 著者名/発表者名
      竹本英代
    • 学会等名
      同志社大学人文科学研究所第4研究会

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公開日: 2024-12-25  

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