研究課題/領域番号 |
21K00628
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
小坂 美鶴 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 教授 (20234742)
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研究分担者 |
三村 邦子 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (50258266)
内山 千鶴子 目白大学, 保健医療学部, 教授 (70433670)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 語彙発達 / 定型発達 / 2歳~4歳児 / 語彙の表現形式 / 幼児語 / 幼児構音 |
研究実績の概要 |
2022年度は協力施設への調査票配布と回収が終わり、ほぼ予定(合計400としていたがそれ以上の調査票)のデータ収集が終了した。研究責任者の浜松だけでも29園から承諾書をもらい、1634通の調査票を送付し、697通(回収率42.67%)の調査票を回収した。うち2歳未満と4歳以上、言語発達の遅れのある児を除き、2歳前半群83、2歳後半群87、3歳前半群123、3歳後半群167のデータを分析できる状態にある。分担研究者の埼玉、岡山でもデータ収集は終了しており、メールでの連絡にて研究者間でデータ入力の統一を行った。 2022年11月24日に京都で行われた第67回日本音声言語医学会学術集会にて「2歳~4歳の定型発達児の語彙発達の特徴」と題して口頭発表を行った。6月~8月までに回収した7園(522通のうち220通回収)のデータをパイロットスタディーとして分析したが、各群のデータが少なく、明確には言えないものの、年齢が増すごとに語彙数の増加が示され、幼児語が語彙数の増加と関連することが示された。すなわち3歳以上では幼児語の使用は語彙発達に影響を及ぼす可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データ収集も予定通り収集することができ、研究の方向性もパイロットスタディーである程度予測し、今後の研究に活かして分析できるまでになった。 様々な方向からの分析ができる研究であることもわかり、文献の収集も多方面から収集している。
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今後の研究の推進方策 |
収集した調査票のデータを分析し、学会発表と論文の作成を行う。2023年度は6月の日本言語聴覚士学会(口頭発表にて採択済み)、7月の第49回日本コミュニケーション障害学会学術講演会(ポスター)、10月の第日本音声言語医学会学術集会(口頭発表)に演題登録を行った。 学会発表とともに収集したデータの各方面から分析を行い、論文執筆によって文献的な考察を加え、科学的な裏付けの基にチェックリストのための10~15単語程度の判断できる語彙選択を分担研究者とともに行っていく。 2024年度には3歳児健診で使用できるチェックリストを完成させ、印刷し、配布していく予定。
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次年度使用額が生じた理由 |
2022年度は物品費として研究のための資料として用いた言語発達質問紙「語と身振り」「語と文法」(京都国際社会福祉協会)の著者との契約があり、その検査用紙の購入費、が大きかった。データ入力のためのポータブルHDD、USBなどとともに解析ソフトを購入した。その他の品目では調査票の送付(日本郵便)のために使用した。旅費は京都で開催された日本音声言語医学会総会・学術集会への参加のために使用した。 2022年度はコロナ感染予防の為、各大学への入校制限が継続されていたことから、分担研究者との対面での打ち合わせができず、電話やオンラインで行った。また、データ収集に際しても、直接園を訪問できず、文書でのお願いと承諾書の送付をお願いする形となった。そのその為、分担研究者の旅費が発生せず、残金が生じた。2023年度は、学会参加の旅費として使用する予定である。
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