研究課題/領域番号 |
21K00654
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研究機関 | 流通経済大学 |
研究代表者 |
齊藤 隆春 流通経済大学, 流通情報学部, 教授 (80390277)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 言語教師アイデンティティ / 言語教師エージェンシー / 内容言語統合型学習法(CLIL) |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、言語教師のアイデンティティ形成(言語教師とは何者なのか)とエイジェンシー(言語教師としてどのような主体的行動をとってきたのか)の相互作用を調査することにある。その調査方法は、フィールドワークである。具体的には、調査協力者(言語教師)の勤務校を訪問し、インタビューを実施し、授業観察をし、その結果を分析することである。しかし、2021年度は、コロナ禍ににあり、私自身の外出が制限されてしまい、そのようなフィールドワークを実施することは不可能であった。その状況を補完すべく、積極的に、オンラインの研究会に参加し、研究の理論フレームワークや調査方法に関して再確認し、関係の文献を読むように心掛けた。 コロナ禍にあって、フィールドワークができなかったことは痛手であったが、幸いなことにオンライン会議システム(zoomやwebex等)の普及により、そのシステムを通してインタビュー調査を実施し、録音し、文字起こしをすることが可能であることを知った。2021年度の計画では、1名の高校英語教員に3回のインタビューと授業観察を実施する予定であった。その1名の高校英語教員を特定し、理解を得て、2021年度の3月に集中して3回のオンラインシステム(webex)によるインタビュー調査を実施することができた。録音したデータの文字起こしを終了しているので、そのデータ分析を2022年度の8月までに終了する予定である。もし可能であれば、2022年度中にその英語教員の勤務校を訪問して授業観察を実施したいと願っている。インタビューデータの分析結果を夏季休暇中に論文にまとめる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍にあり、対面でのインタビュー調査や授業観察が不可能となった。代替案としてオンラインでのインタビューを実施した。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は、高校教員1名と大学英語教員1名に、それぞれ3回の対面によるインタビューを実施する予定である。いまだコロナ禍にあるので、オンラインによるインタビューに変更する可能性もある。また夏季休暇中に研究課題に関して、論文執筆を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
インタビュー調査交通費、インタビュー調査謝礼、インタビュー・データ文字起こし費、海外調査旅費に使用する。
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