研究実績の概要 |
2年目の2022年度は、典型的な構文内外の言語特徴と間接発話行為との関係について、最新の英語母語話者話し言葉コーパスのデータを利用し、最新の研究手法を通してより精緻な記述を続けて行った。上記の作業と同時に、関連の国際学会にオンラインと対面双方で随時参加しながら視野を広げ、最新の言語学・計算言語学・応用言語学の理論や実証研究およびその研究手法を確認し本研究の位置付けや方向性を整理していった(計算言語学会国際大会 (Dublin, Ireland)、国際現代中世英語コンピュータアーカイブ学会 (Cambridge, UK)、メタファー研究・応用研究国際大会 (Bialystok, Poland)、関連性理論研究者ネットワーク研究会 (Dublin, Ireland)、構文文法と文脈研究会 (Paris, France)、自然言語意味論の論理と工学 (東京)、英国応用言語学会コーパス研究部会 (Leeds, UK)、文法教育研究国際大会 (Valencia, Spain)、ジョージタウン大学ラウンドテーブル (Washington, D.C., USA)、言語処理学会 (沖縄))。特に2022年度後半からは、British Library (London, UK)にて、関連の文献研究を歴史的なものから最新のものまで幅広く集め、通時的にも本研究の意義や位置付けを再整理することができた。また、ロンドン大学 (UCL) (London, UK)にて、現代英文法論やコーパス言語学の基礎的な専門知識や研究手法を学ぶ機会にも恵まれ、コーパス語用論専門の先生からも基礎的な研究姿勢や研究手法について直接ご助言いただくこともできた (Cambridge, UK) 。
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