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2023 年度 研究成果報告書

典型的な構文指導リストの精緻化と行動志向の文法指導法に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21K00720
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関同志社大学

研究代表者

能登原 祥之  同志社大学, 文学部, 教授 (70300613)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード典型的な構文 / 時制・相・モダリティ / 語用論標識 / 間接発話行為 / 話し言葉コーパス / 教育文法
研究成果の概要

本研究は、汎用英語母語話者話し言葉コーパスを利用し、10種の典型的な構文に現れる間接発話行為を教育的にも配慮された6種の言語機能(下位132種の発話行為を含む)で分類し記述していく研究である。発話内力表示表現を指標とし、より広く時制・相・モダリティの3つの視点から用例観察を行い、特に典型的な構文に現れる間接発話行為をより精緻に記述していった。調査の結果、典型的な構文の構文的意味と間接発話行為とに慣習的な換喩的拡張関係があることがわかり、その言語特徴を添える形で、典型的な構文指導リストを精緻化した。最後にそのリストをふまえ、典型的な構文と間接発話行為双方の視点から、新たな文法指導法を模索した。

自由記述の分野

英語教育学・コーパス言語学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は、(1)最新の汎用英語母語話者話し言葉コーパスの調査結果をふまえ、①典型的な構文、②構文内に見られる発話内力表示表現として時制・相・モダリティ表現、③構文外に現れる間接発話行為 の3種の言語特徴の関連性を統計的に確認した点にある。また、(2)特に調査対象となる構文内に見られる発話内力表示表現の種類を増やし、用例観察の幅を広げ多角的に用例を観察、3つの言語特徴の関連性の強さと方向性までを精緻に確認した研究手法にある。さらに、(3)行動志向の英語教育における文法指導内容と文法指導法を、典型的な構文と間接発話行為双方の視点から模索した点にある。

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公開日: 2025-01-30  

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