研究課題/領域番号 |
21K00732
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松原 緑 名古屋大学, 教養教育院, 准教授 (00547036)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 意味情報 / イントネーション / 転移 / 感情移入 / 音楽的資質 |
研究実績の概要 |
研究課題初年度は、実験計画に基づいて実験方法の確認と以下の実験準備を行った。(1)実験に使用するスクリプトの作成とネイティブによる音声の録音、(2)各言語のプロソディ抽出音の作成(プロソディ要素を抽出するにあたり、利用する予定であったアプリケーションの完成が遅れたため、実験用モデル音を絶対音感を持つ人により加工)、(3)脳活動計測装置の再検討と必要となる機材の調達、(4)音楽的資質の測定方法の確認、(5)実験手順の確定。予定では後半には予備実験を実施する予定であったが、一部実験に必要な教材の調達が遅れたのに加え、実験参加者の募集ができなかたため、次年度に持ち越すこととなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
初年度後半には、実験計画に基づいて予備実験を行う予定であったが、一部実験に必要な教材および機材の調達が遅れたのに加え、新型コロナウイルス感染症の影響で実験参加者を募ることが困難であったため、計画に遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
実験に使用するアニメーション動画を作成し、一連の実験データ取得手順を完成させる。実際に実験データを収集するにあたり、実験参加者1人当たりの収集データが多岐に渡るため、新型コロナウイルス感染拡大対策下で拘束時間を考慮する必要がある。可能な限り一部オンラインでの実施も検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定では後半には予備実験を実施する予定であったが、一部実験に必要な教材の調達が遅れたのに加え、実験参加者の募集ができなかたため、物品費、および人件費・謝金の使用を次年度に持ち越すことになった。また新型コロナウイルス感染症の影響で国内外の学会がオンラインでの開催となったため出張費用等が必要なくなったため。
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