本研究では、日本人英語学習者は英単語を聞き取るときに目的言語の音節構造を捉えて認識しているのか、あるいは、母語の音素配列の生起制限に従い、モーラを用いて認識いるのかを調査し、日本人母語話者のモーラ単位による言語処理仮説を検証した。併せて、Bernard (2017)の研究をもとに、音節間をまたぐ子音の共起(CVC.CVC)も学習しているかどうかも調査した。2023年度は、2021年度および2022年度に行った研究成果を国際学会(20th International Congress of Phonetic Sciences, Prague)で発表し、研究者との情報交換を行った。
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