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2021 年度 実施状況報告書

語彙力と異文化基礎対応力を伸ばすハイブリッド型教育プログラムの実践

研究課題

研究課題/領域番号 21K00739
研究機関文教大学

研究代表者

遠山 道子  文教大学, 経営学部, 准教授 (30439343)

研究分担者 山崎 佳孝  文教大学, 経営学部, 教授 (50387312)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワードウェブ異文化交流 / 語彙力 / 異文化知識 / 教材 / タスク
研究実績の概要

本研究では、ビデオ通話を利用したウェブ異文化交流を実践できるハイブリッド型教育・訓練プログラムの構築、実践および効果検証を、準備、実践、効果検証の3段階で進める。2021年度は、はじめにe-learning教材および授業タスクを開発するための文献調査と基礎調査を行い、これら結果をもとに教材・タスク作成を行った。以下に当該年度の実績概要をリスト化する。
第一に、ビデオ通話を利用し異文化交流や外国語学習を促進する先行研究の文献調査を行った。先行研究は教育内容などの実践報告が多く、知識や姿勢・態度の改善を量的・質的に分析した研究は少ないことを確認した。
第二に、大学生の異文化に関する意識・関心・実態調査を行った。その結果、大学1年生生の約半数が「これまでに異文化に接する機会がなかった」と回答しており、本研究の意義を再認識するに至った。
第三に、上記調査結果を参考とし、学生の関心が高いトピックを取り入れ、異文化知識の獲得と語彙力向上を目的とした教材作成を行った。
第四に、上記教材をベースとしたタスク作成した。タスクは話者同士が英語で会話して情報交換することで完了できるものとした。また、教室内で他の学生とペア練習したのちに、ビデオ通話で非日本語話者と実践できるものとして開発を進めた。
第五に、翌年度に実施予定としているパイロット実験に伴う調査の準備として、リカート尺度を含む調査票の作成に着手した。調査項目の精査は研究分担者が行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2021年度の主な目標は、e-learning教材および授業タスクの開発であった。2022年度実施予定のパイロット実験で使用する教材とタスクの作成はほぼ完了しているため、本課題の進捗状況はおおむね順調に進展していると言える。

今後の研究の推進方策

2022年度は、ウェブ異文化交流パイロットプログラム実施の準備を進める。まず異文化に対する姿勢・態度の改善を数値化するために、自他の先行研究を基にリカート尺度を用いた調査票を完成させる。つぎに異文化知識の獲得を数値化するために、事前事後テストの作成を進める。プログラム実施後は、収集したデータ分析を開始し、プログラム改善点の検討を行う。

次年度使用額が生じた理由

初年度は予定していたよりも少ない費用で文献調査ができたため、次年度使用額とした。

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公開日: 2022-12-28  

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