研究課題/領域番号 |
21K00754
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
濱田 陽 秋田大学, 高等教育グローバルセンター, 准教授 (00588832)
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研究分担者 |
柳川 浩三 法政大学, 理工学部, 准教授 (70616846)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | リスニング語彙 / 語彙 / リスニング |
研究実績の概要 |
リスニング指導法開発として、期間中、日本人英語学習者のリスニング総合力とリスニング語彙力との関連について調査研究を行い、そのデータをもとに、これまで積み重ねてきたリスニング指導法研究(シャドーイング)に、語彙習得法研究を取り入れ、リスニング語彙指導法の開発を行うという目標を掲げて研究をスタートした。1年目は、語彙力・リスニング語彙力・リスニング総合力の関係の検証を研究課題として、調査を行った。具体的には、リスニング語彙テストLVLT(McLean et al.2015)と語彙テスト(VLT, McLean and Kramer(2016))の関係性および、TOEICのリスニングセクションとの関連性を調査した。研究協力者は日本人大学生である。初めに、リスニング語彙と語彙力の関係性はある程度強いことが分かった。さらに、3つの関係性について分析を進めたところ、予想に反し、語彙力とリスニング力(TOEIC)の関係の方がリスニング語彙力とリスニング力よりも強かった。今後、この結果を前提として次に進めるか、それとも追調査を行うか検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍の影響により、申請者と分担者の研究打ち合わせが対面で行う事が出来ず、最低限のみの研究相談しかできていないため、予定よりも進行が若干遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2年目は、シャドーイングと語彙学習法を理論的に融合し、リスニング語彙指導法の候補を選定する予定ではあるが、その前に、予想に反して語彙力とリスニング力の結びつきがリスニング語彙力よりも強かった理由と、その対応策を明確にする予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍による県外移動制限により、申請者と研究者の研究相談が対面で行えなかったことや、国内・国際学会への参加ができなかったため。次年度は、状況が許せば可能な範囲でこれらの活動を行う。
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