研究課題/領域番号 |
21K00757
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
Brown Dale 金沢大学, 外国語教育系, 准教授 (50781168)
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研究分担者 |
D・G Coulson 立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (50341988)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | collocations / productive knowledge / English proficiency / second language learning |
研究成果の概要 |
このプロジェクトでは、作成したテストを用いて、日本人英語学習者のコロケーション(連語)(例:heavy rain)に関する知識を調査した。高校生と大学生を対象に4つの研究が行われた。それぞれの研究において、学習者は学年をまたいでテストを受けたり、期間にわたって繰り返しテストを受けたり、留学の前後にテストを受けたりした。主な結果:連語を作り出す能力の発達は非常に遅い。場合によっては、生産的な連語知識の進歩が見られない。学習者が作り出す連語の質の変化は、作り出す連語の量の変化よりも先に起こる。英語に興味がある学習者ほど、連語知識の上達が早い。英語に対する動機づけが重要であることを示唆している。
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自由記述の分野 |
Applied linguistics
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究者にとって、このプロジェクトで得られた知見は、第二言語学習者のコロケーション知識の発達に関する豊かな示唆を提供する。また、研究結果の解釈を模索する中で、さらなる研究の方向性についてもいくつかの示唆を与えている。教育者にとっては、このプロジェクトは、学習者のコロケーション知識の速やかな進歩を期待すべきではないこと、したがって、短期間での明確な進歩がないことを否定的にとらえるべきではないことを示唆している。同時に、このプロジェクトは、コロケーション知識の進歩は可能であることを示している。これからの課題は、この進歩をよりよく理解することである。
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