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2022 年度 実施状況報告書

「わかりやすく通じる英語発音」を目標とした母音指導の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K00770
研究機関聖心女子大学

研究代表者

杉本 淳子  聖心女子大学, 現代教養学部, 准教授 (70407617)

研究分担者 内田 洋子  東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (50313383)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード発音指導 / 母音 / intelligibility / comprehensibility / 英語音声学
研究実績の概要

2022年度は、次の4点について主に文献研究を行った:(i)音声の知覚と生成の関連性、(ii)音声環境(とくに前後の子音)の母音知覚への影響、(iii) High Variability Phonetic Training(HVPT)が母音の聞き取り力・発音力に与える効果、(iv)単語レベルの明瞭度研究。さらに、12の英語母音をもとに単語リストを作成し、聴取実験に使用する音声刺激準備のための録音作業(英語母語話者4名)と音声ファイル編集作業を完了した。
その他には、海事英語の明瞭度研究を進めた。航海士を目指す日本語を母語とする大学生の発音するStandard Marine Communication Phrases(船内及び船舶間のコミュニケーションで使用されるフレーズ集)を録音し、Global Errors(対照分析を基にした干渉)とLocal Errors(干渉では説明できない個々の単語特有の発音の逸脱)の枠組を利用して音声記述を行い、その成果を学会で発表した。またその後、オンラインのプラットフォームを使用した聴取実験を行った。これらの手法は、本課題の母音明瞭度研究に応用する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

追加の文献研究と録音リストの見直し作業に時間をかけたため、予定よりもやや作業が遅れた。

今後の研究の推進方策

聴取実験に使用する音声ファイルの編集作業も完了し、実験準備は整っているため、新年度に入りすみやかに進める予定である。

次年度使用額が生じた理由

予定していた聴取実験の実施が遅れているため、次年度の使用額が発生した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Phonetic Characteristics of Maritime English Terms Pronounced by Japanese Deck Cadets2022

    • 著者名/発表者名
      Yoko Uchida and Junko Sugimoto
    • 学会等名
      第36回日本音声学会全国大会
  • [図書] 大人の英語発音講座〈新装復刊〉2023

    • 著者名/発表者名
      清水 あつ子、斎藤 弘子、高木 直之、小林 篤志、牧野 武彦、内田 洋子、杉本 淳子、平山 真奈美
    • 総ページ数
      196
    • 出版者
      研究社
    • ISBN
      978-4-327-44122-7

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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