研究課題/領域番号 |
21K00811
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
新井 勝紘 専修大学, その他部局等, 参与 (40222707)
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研究分担者 |
瀬戸口 龍一 専修大学, その他部局等, 室長 (30645916)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 大学史 / オーラルヒストリー / 戦争史 / 日本近現代史 |
研究実績の概要 |
令和5年度については、新型コロナウイルス感染症による種々の制限がほぼなくなったことで、戦争体験者の聞き取り調査を再開する予定であったが、この間、ご逝去された方が多く、聞き取り調査については予定通り行うことができず、専修大学を代表して明治神宮外苑で開催された出陣学徒壮行会に旗手として参加した方および在学中に東京裁判を傍聴したという貴重な経験を持つ方のみに留まった。そのほかの実績については、福島県、長野県・福岡県・沖縄県において、実際に戦争体験の記憶や記録の継承を行っている公的・私的機関の調査を行ったほか、西南学院大学で開催されたシンポジウム「キリスト教主義学校における戦時下資料の保存と継承」に参加した。いずれも記録や記憶の継承について考えるうえで重要な示唆を得ることができた。また、専修大学卒業生が自費出版で刊行した自伝のなかで、戦争体験を記しており、ご遺族から写真などを提供いただいたほか、国立国会図書館や靖國偕行文庫などの東京都内の資料保存機関において、学徒出陣兵の記憶や記録に関する文献調査を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の流行期間における種々の制限のため、戦争体験者への聞き取り調査を実施できなかったこと、また、期間中に聞き取りを予定していた調査対象者の多くが逝去されたため。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度については、全国各地にお住まいの戦争体験者に対するアンケートと聞き取り調査を進めていく予定であるが、前述した通り、逝去された聞き取り対象者も多いため、記録調査を重点的に行うことで、当初の研究目的および研究計画を遂行できるよう進めて行く予定である。また、あわせて最終報告書の作成を進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初、予定していた戦争体験者への聞き取り調査の実施が対象者のご逝去などのために進まなかったため。
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