• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

象徴天皇制とメディアー「皇室アルバム」関係史料の歴史的検討ー

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K00831
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03020:日本史関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

河西 秀哉  名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (20402810)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード象徴天皇制 / メディア / 宮内庁 / 記者
研究成果の概要

象徴天皇制とメディアの関係性は、時には協力しつつ、時には緊張関係を孕むものであった。週刊誌やテレビなどの新しいメディアと象徴天皇制は親和性を有していた。皇太子や皇太子妃、その子どもたちがそうしたメディアに登場し、人々からの支持を得ていく。平成の時代はまさにその最高潮にあった。記者たちも積極的に皇室について伝え、皇室や宮内庁もそれを望んだ。基本的には協力関係が構築されたものの、一方で、時にお互いの利害が対立することもあった。

自由記述の分野

日本近現代史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって、現在の象徴天皇制がいかに日本戦後史のなかで形成されてきたものなのかを理解することができる。今後の象徴天皇制のあり方を考える手掛かりになるとともに、象徴天皇制の現在を知る際の参照軸をも提示したと考える。
また、本研究が対象とした1970年代以降に関する研究は、戦後史研究の先鞭をつけたものであり、今後、歴史学が本格的に昭和後半から平成を研究する際に、参照されるものになったと思われる。さらに映像を歴史学の対象とする点でも、本研究の社会的意義は大きい。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi