本研究においては、平安時代の漢文日記である古記録の中で、宇多・醍醐・村上という三人の天皇によって記録された、三代御記(三代天皇御記)と称されるものについて、他書に引用されて残された逸文について、精確な本文を確定し、その訓読文を作成して、データベースとしてアーカイブス化することによって、内外の研究者・国民の利用における便宜をはかった。 三年間の研究によって、宇多・醍醐・村上三代天皇御記の逸文を含めた全文について、本文を確定し、訓読文を作成したうえで、それをテキスト・データベース化して、勤務先のウェブサイトにおいて公開した。
|