研究課題/領域番号 |
21K00885
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
劉 海宇 岩手大学, 平泉文化研究センター, 客員教授 (70649441)
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研究分担者 |
藪 敏裕 岩手大学, 教育学部, 特命教授 (20220212)
玉澤 友基 岩手大学, 人文社会科学部, 嘱託教授 (40241492)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 中国古印 / 中国考古学 / 中国史 |
研究成果の概要 |
本研究は、岩手県立博物館が所蔵する先秦期から清代にわたる官印と私印等1094顆中国古印を中心とした調査研究である。印譜のみによる従来の平面的研究法を脱して古印の印影・印面・印鈕・法量(縦・横・高・重量)を徹底的に調査し、あわせて釈文・分類(官印・私印等)・著録目などの情報を総合的・体系的に検討整理することにより、考古学と文献史学的研究手法を通してこれらの古印の固有の価値を解明した。 具体的には岩手県立博物館蔵古印を中心とした関連研究論文12本は雑誌等に掲載され、著書『日本岩手県立博物館蔵太田夢庵旧蔵古代璽印』などは刊行された。日本に所蔵される中国古印研究を大きく推進した。
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自由記述の分野 |
人文学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義としては、岩手県立博物館蔵中国古印を中心としてデジタル機器を活用して古印の印影・印面・印鈕・法量などを詳細に調査し、釈文・分類(官印・私印等)・著録目などの情報を総合的・体系的に検討整理してこれら古印の歴史的学術的な価値を解明した。また、中国で出土した簡帛・封泥・文献等の資料と照合しながら、考古学と文献史学的研究手法を通してかつ最新の古代文字学知識をもって未解読である古印の文字を釈読した。 社会的意義としては、研究論文12本・著書2冊は刊行され、岩手県立博物館などに所蔵される中国古印等を国際的に宣伝して広く世の中に知らされた。
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