研究課題/領域番号 |
21K00921
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
和田 光弘 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (10220964)
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研究分担者 |
森脇 由美子 三重大学, 人文学部, 教授 (10314105)
久田 由佳子 愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (40300131)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 大西洋史 / アトランティック・ヒストリー / 新発見史料 |
研究成果の概要 |
本研究は、前回までのプロジェクトの成果を引き継ぎ、新史料に基づいてアメリカ史における最新のアプローチたる大西洋史の有用性を実証するとともに、かかる共同研究を通じて、東海地区の主要国公立大学3校のアメリカ史研究者間のネットワークを構築しようとするものである。本研究では大西洋史の理論的彫琢を深めるため、大西洋史研究の泰斗M・レディカー教授と連絡を密にするとともに、研究代表者・研究分担者がそれぞれ担当するテーマのもと、当該アプローチを援用しつつ、独自に米国の市井より入手して私蔵している未刊行手稿史料のオリジナル等を中心とする一次史料の読み込みと分析をおこない、大西洋史の実証的な深化を試みた。
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自由記述の分野 |
アメリカ史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては、アメリカの市井に眠っている新たな史料、すなわち文書館等に収められていない新史料を「発掘」、入手、翻刻、紹介し、当該史料等をアメリカ史における新たなアプローチたる大西洋史の視点を加えて分析することで、外国人研究者としての可能性の範囲を広げ得たと考える。その際、東海地区3大学の初期アメリカ史研究者がともに課題に挑むことで、文献収集の効率化なども含めて連携を進めた。さらに大西洋史研究の第一人者M・レディカー教授の理論的導きのもと、大西洋史研究の成果を様々な形で広く社会に還元し、当該アプローチの有効性について広く啓蒙に努めた。
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