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2023 年度 研究成果報告書

SNSがアフリカの口頭伝承文化に与えるインパクト:マンデのグリオの事例

研究課題

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研究課題/領域番号 21K01064
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分04030:文化人類学および民俗学関連
研究機関国士舘大学

研究代表者

鈴木 裕之  国士舘大学, 法学部, 教授 (20276447)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードアフリカ / マンデ / グリオ / 口頭伝承 / 音楽 / SNS / デジタル・メディア
研究成果の概要

現代アフリカにおいて重要性を増しているコミュニケーション・ツールであるSNSが、西アフリカのマンデ系諸民族の語り部グリオによりどう使用され、彼らの口頭伝承文化にどんな影響を与えているかについて、コートジボワールのアビジャンにおいて、フィールドワークに基づく手法で明らかにした。
マンデ系のグリオは、叙事詩を語り伝え、祭礼の際に「誉め歌」を歌うともに、ポップスの分野でも活躍している。彼らがその楽曲制作においてデジタル機器を活用するとともに、SNSにより積極的に自身の音楽活動を発信することで、アフリカで伝統的に発展してきた「声の文化」が変容しつつある状況を具体的に理解することができた。

自由記述の分野

文化人類学、アフリカ音楽、アフリカ文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、アフリカの口承文化と最新のテクノロジーであるSNSとの関係に着目することで、伝統的世界とグローバル化との関係の一形態を具体的に解明した。一見すると対立関係にある両者であるが、音声と映像を瞬時に送信できるデジタルメディアはアフリカの伝統的な「声の文化」と相性がよく、グリオは積極的にSNSを活用しながら自身の音楽活動を展開していた。

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公開日: 2025-01-30  

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