• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実施状況報告書

グルタミン酸ナトリウム(MSG)消費の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K01086
研究機関青山学院大学

研究代表者

大澤 由実  青山学院大学, 地球社会共生学部, 助教 (40822630)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードグルタミン酸ナトリウム / MSG / 消費 / 味 / 食文化 / タイ / イタリア
研究実績の概要

2021年度は新型コロナウィルスの影響で海外調査を実施することができなかった。そのため、日本において特にMSG産業関連の資料と情報の収集を優先的に行った。歴史資料を中心に行ったタイにおけるMSGの広がりの分析では、台湾や台湾系華僑とMSG産業の関連性という、これまでにない新たな視点が見えてきた。一方、消費や消費者に関する聞き取り調査は、オンライン実施の限界があったため、2022年度以降の課題となる。また、2022年度以降の海外渡航の再開にむけて、海外のカウンターパートと研究課題に関する情報共有を行い、今後の現地調査の調整を進めた。
「食の認識体系とその変容ータイにおけるMSG(グルタミン酸ナトリウム)の消費と拒絶(19K20849、研究活動スタート支援)」から継続し研究を行っているタイにおけるMSGの受容とその広がりの過程についてオンライン研究会で報告を行った。東南アジア地域の専門家が多く参加する研究会であったため、今後の研究推進における有益な情報や助言をもらうことができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウィルス影響により、2021年度には現地調査を実施することができなかった。現地調査の実施が困難な場合は、国内における資料収集や、インターネットを用いたオンライン調査を優先して行うことを当初の計画に含めており、それらを実施することができた。しかしオンラインでの調査には限界があったため(3)やや遅れているを選択した。

今後の研究の推進方策

新型コロナウィルス感染の状況に応じ、今後タイとヨーロッパでの現地調査が可能になれば現地調査を実施する予定である。渡航が難しい場合には、引き続き日本国内において入手可能な資料等の収集分析とオンラインでの調査を進めていく。2022年度は欧州における情報の収集を優先して行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウィルスの影響、海外における現地調査が困難であったため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 味の嗜好と食の選択―タイにおけるうま味調味料の受容と広がり2021

    • 著者名/発表者名
      大澤由実
    • 学会等名
      東南アジアの自然と農業研究会

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi