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2021 年度 実施状況報告書

公共施設の運営の現代的課題に関する研究――海外インフラ展開と洋上風力発電を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 21K01124
研究機関千葉大学

研究代表者

木村 琢麿  千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (40234364)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード公共施設 / 港湾 / 財政
研究実績の概要

①公共施設法制について,公共施設の運営をはじめとした諸問題を検討する論考を公表している。すなわち,雑誌『港湾』において,「港湾法を読む:公共施設法制の理解のために」と題する連載を開始しており,すでに,第1回:基本方針その1(2021年7月号),第2回:基本方針その2(同年9月号),第3回:港湾計画(同年11月号),第4回:港湾の意義(2022年1月号),第5回:港湾管理者その1(同年3月号)を公表している。とりわけ同連載の第4回と第5回において,洋上風力発電をはじめとした公共施設の運営について考察している。今後も,本研究の成果を踏まえて,連載を継続する予定である。②公共施設法制に関する解説を含む教科書として,単著『プラクティス行政法〔第3版〕』(信山社)の執筆をした。同書は,2022年4月中に刊行される予定であり,行政法の基本類型として道路法などの公共事業を掲げており,本研究の成果を教育面で応用する試みを含んでいる。③行政財産の使用許可取消しに関する考察として,「行政財産の使用許可の取消しと損失補償」日本財政法学会編『地方財務判例質疑応答集』(ぎょうせい,2022年)を公表し,判例分析をもとに,公共施設の運営の事後的規律のあり方に論及している。④同じく,財政的観点からの考察として,フランスでの学会報告をもとにした,“Les reformes des finances publiques au Japon face a la crise contemporaine”Gestion et finances publiques, 2021, vol.3を公表し,公共施設を含めた資産管理のあり方に言及した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

基礎研究の作業と並行して,研究成果を部分的に公表しているため。

今後の研究の推進方策

今後も基礎研究を継続するとともに,研究成果の公表を積極的に行う。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍のために,研究の一部を翌年度以降に実施することにしたため。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 行政財産の使用許可の取消しと損失補償2022

    • 著者名/発表者名
      木村琢麿
    • 雑誌名

      地方財務判例質疑応答集

      巻: 1 ページ: 5070-5090

  • [雑誌論文] 公害紛争処理法に基づく調停において、調停委員会が第一回調停期日で調停を打ち切るなどした措置が国家賠償法一条一項の適用上違法であるとはいえないとされた事例2022

    • 著者名/発表者名
      木村琢麿
    • 雑誌名

      自治研究

      巻: 98-1 ページ: 128-147

  • [雑誌論文] 港湾法を読む――公共施設法制をめぐる法制度の理解のために(連載1~5)2021

    • 著者名/発表者名
      木村琢麿
    • 雑誌名

      港湾

      巻: 2021-7以下 ページ: 40-43

  • [雑誌論文] Les reformes des finances publiques au Japon face a la crise contemporaine”Gestion et finances publiques2021

    • 著者名/発表者名
      木村琢麿
    • 雑誌名

      Gestion and finances publiques

      巻: 2021-3 ページ: 22-28

  • [図書] プラクティス行政法〔第3版〕2022

    • 著者名/発表者名
      木村琢麿
    • 総ページ数
      382
    • 出版者
      信山社

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公開日: 2022-12-28  

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