本研究では、著作権契約法の導入に関する正当化根拠論を対象とした理論的考察を行い、外国の法制度とその運用状況を調査・分析した上で、学会発表や論文、書籍を通じて、具体的な法制度の提言を行った。著作権法学会における「著作権法における契約法」をテーマにしたシンポジウムや令和3年11月27日(土)と12月4日(土)に東洋大学で行われた公開講座では、終了権制度や残留報酬請求権の導入の必要性とその具体的な法制度の提言を行った。また、「ストリーム配信におけるValue Gap問題に関する一考察」を始めとして論文7本、『エンターテイメント・ビジネス~産業構造と契約実務~』を始めとして書籍6冊を発表した。
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