研究課題
基盤研究(C)
2024年現在、Economic Theory誌に論文``Non-Smooth Integrability Theory''が掲載されている。こちらは現在電子版のみであって、紙での正式な出版はもう少し後になるが、研究成果としては確定済みである。この論文は本研究の集大成的なものと位置づけることができ、この論文の出版を以て、本研究課題は成功裏に終了したと研究代表者は考えている。
ミクロ経済学
一般的に消費者の好みは、対応するデータがないため、推定が困難であることが知られている。本研究課題の成果によって、この消費者の好みの理論的対応物である効用関数を、購買行動の理論的対応物である需要関数から逆算することが可能になった。これはつまり、購買行動を用いて、適切に消費者の好みを推定することが可能になったということを意味する。