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2023 年度 実施状況報告書

排他条件付取引契約による排除行為の経済分析

研究課題

研究課題/領域番号 21K01452
研究機関京都産業大学

研究代表者

北村 紘  京都産業大学, 経済学部, 教授 (30582415)

研究分担者 松島 法明  大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (80334879)
田村 彌  名古屋大学, 経済学研究科, 准教授 (60711950)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード競争政策 / 垂直的取引制限 / 排他条件付取引 / 経済政策 / 産業組織
研究実績の概要

メーカーと小売店などの取引関係において,ライバルメーカーとの取引を禁ずる取引契約を排他条件付取引契約(以下,排他契約)という.排他契約は,企業間の競争を制限する効果を持っているため,ライバル企業を排除する反競争的な目的で利用される可能性がある.これまでの研究により,特定の状況において,こうした目的で行われる可能性があることが明らかになっている.排他契約は,様々な市場で行われており,競争政策の運営には,更なる分析が求められる.本研究計画では,理論分析および実験分析を通して,ライバル企業を排除する反競争的な排他契約が実現する状況を明らかにし,我が国の競争政策に貢献することを目指す.
2023年度は,事例研究を中心に取り組んだ.特に力を入れたのは,排他契約をめぐる競争の事例調査であり,飲料メーカーと飲食店との取引状況について,調査を行った.これまでは,特定の飲食店の専売契約の事例のみを調査していたが,今回の調査では飲食チェーン全体の動向について調査しているため,排他契約をめぐる競争について,新しい知見を得ることができた.今回の事例研究で得られた成果をベースに,理論研究と実験研究の改訂作業に取り組んだ.年度内に完成することはできなかったが,2024年度には,英文査読誌や国内外の学会・研究会で公開できるように準備を進めている.
なお,上記の研究で得られた知見を利用した研究成果として,3本の研究論文が英文査読誌に受理されている.

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

事例研究に想定よりも時間をとられてしまい,新規の研究の進行が当初の予定よりも進まなかった.

今後の研究の推進方策

理論研究においては,事例研究の成果を反映させた研究論文を完成させ,英文査読誌に投稿していく.また,新規の実験研究についても,早い段階から実験の実施体制を整え,実験の実施後に研究成果のとりまとめに入れるように準備をしている.

次年度使用額が生じた理由

事例研究の規模を大きくしたため,調査に時間がかかってしまった.このため,研究のとりまとめが終わることができなかった.共同研究者と相談し,2024年度に新規の実験をまとめて実施した方が効率的であると判断し,次年度使用額が発生した.2024年度は,上半期から,実験を実施するともに,とりまとめ中の研究を完成させ,国内外の研究会・学会で研究成果を報告できるようにする予定である.

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2024 2023 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] How Does Downstream Firms’ Efficiency Affect Exclusive Supply Agreements?2024

    • 著者名/発表者名
      Kitamura Hiroshi、Matsushima Noriaki、Sato Misato
    • 雑誌名

      Review of Industrial Organization

      巻: 64 ページ: 219~242

    • DOI

      10.1007/s11151-023-09932-y

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] A note on conglomerate mergers: The Google/Fitbit case2023

    • 著者名/発表者名
      Nakagawa Akihiko、Matsushima Noriaki
    • 雑誌名

      Japan and the World Economy

      巻: 67 ページ: 101203~101203

    • DOI

      10.1016/j.japwor.2023.101203

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Personalized pricing with heterogeneous mismatch costs2023

    • 著者名/発表者名
      Matsushima Noriaki、Mizuno Tomomichi、Pan Cong
    • 雑誌名

      Southern Economic Journal

      巻: 90 ページ: 369~388

    • DOI

      10.1002/soej.12654

    • 査読あり
  • [学会発表] The bright side of the GDPR: Welfare-improving privacy management2023

    • 著者名/発表者名
      松島法明
    • 学会等名
      日本応用経済学会
  • [学会発表] The bright side of the GDPR: Welfare-improving privacy management2023

    • 著者名/発表者名
      松島法明
    • 学会等名
      応用地域学会
  • [学会発表] Personalized pricing when consumers can purchase multiple items2023

    • 著者名/発表者名
      Noriaki Matsushima
    • 学会等名
      MOVE-ISER Workshop 2023 (Universitat Autonoma de Barcelona)
    • 国際学会
  • [学会発表] Personalized pricing when consumers can purchase multiple items2023

    • 著者名/発表者名
      Noriaki Matsushima
    • 学会等名
      SAET 2023 Paris
    • 国際学会
  • [学会発表] Personalized pricing when consumers can purchase multiple items2023

    • 著者名/発表者名
      Noriaki Matsushima
    • 学会等名
      EARIE 2023 (LUISS)
    • 国際学会
  • [備考] Hiroshi Kitamura

    • URL

      https://sites.google.com/view/hiroshikitamura/home

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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