研究実績の概要 |
自動車に関する研究として、自動運転車が都市経済に与える分析を研究するためのプロトタイプモデルを作成し、シミュレーション分析を行った。分析結果に基づいて作成した論文、"Impact of Autonomous Vehicles on the Choice of Residential Locality"(単著)が2022年に海外査読雑誌Transportation Planninng and Technology, 45 (3), pp. 268-288に掲載された。 また、自動車同士の通信による交通渋滞の軽減について仮想的な交通網において分析した「マルチエージェント・シミュレーションを用いたコネクテッドカー普及による渋滞緩和に関する初歩的実験」(共著)が2022年、査読なしの紀要、総合科学(熊本学園大学), 28(1), pp. 31-43に掲載された。 高速鉄道に関する研究として、リニア新幹線が開通することで日本の人口分布がどのように変化するか分析した"Inter-Metropolitan Regional Migration Galvanized by High-Speed Rail: A Simulation Analysis of the Linear Chuo Shinkansen Line in Japan"(単著)が2023年、海外査読雑誌Socio-Economic Planning Sciences, 85, 101268, pp. 1-13.に掲載された。 また、北陸新幹線の開通が日本の人口分布に与える影響について分析した「北陸新幹線開通の人口と観光への影響」(単著)が2022年に査読なしの紀要、総合政策研究(関西学院大学), 64, pp. 47-58に掲載された。 現在は、自動運転車のプロトタイプモデルの発展に取り組んでいる。このモデルは関西経済圏のデータを適用して現実的な分析を行う予定である。また、コネクテッドカーの研究は実際の都市の交通網に適用することによりさらに分析していく予定である。
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