研究課題/領域番号 |
21K01711
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
川本 真哉 南山大学, 経済学部, 教授 (60468874)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | MBO / 完全子会社化 / 買収プレミアム / テキストデータ分析 / 傾向スコアマッチング法 / アンダーバリュエーション / タックスシールド / フリーキャッシュフロー |
研究成果の概要 |
本プロジェクトでは、支配的株主によるMBO(Management Buy-outs)が少数株主への富に与えた影響についての実証分析を行った。具体的には、親会社による完全子会社化(以下、「完全子会社化」)と対比しつつ、①非公開化型MBOの実施要因、②MBOが買収プレミアムの水準に及ぼした効果に関するテキストデータ分析、③支配的株主によるMBOの事後パフォーマンスの分析、④ファミリーによるMBOのエグジットの経路に関する分析等を試みた。これらの研究成果は、学会報告を経たのち、査読読付き雑誌、国内専門雑誌、単著書籍として公表された。
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自由記述の分野 |
コーポレートガバナンス論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義として、同じファミリーでも、その世代によって非公開化、エグジットに対する態度が異なることが示された点が挙げられる。すなわち、ファミリー企業はバイアウト・ファンドと共同しての買収を選択しないとの結果が得られた。 また、株式非公開の動機、少数株主の富への影響について検証する際、公開買付届出書のテキストデータの解析する手法を採用したことも意義として挙げられる。分析の結果、MBO案件では、抜本的なリストラクチャリングを実施することを志向しているのに対し、完全子会社化案件では、親会社やグループ企業との連携を深め、グループ全体の企業価値向上を目指していることが明らかとなった。
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