研究課題/領域番号 |
21K01903
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
劉 文静 岩手県立大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80325927)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 村集団 / 共同富裕 / 高齢化対策 |
研究実績の概要 |
共同研究について、本研究課題の研究協力者(中国華南農業大学)との間で、5回にわたりオンライン会議を開いた。主に次の3点について検討を重ねた。①中国農村地域における社会福祉政策の整備と課題(医療保険を含めて)②広東省における村集団の経営の特徴について③農村地域における農家の老後生活と扶養、とくに、高齢者の自活力と一個人としての尊厳)について。また、日本国内において、関連研究の文献調査および学会参加による最新研究資料の収集に努めた。さらに、研究全体の比較性を高めるために、日本国内における農家の高齢化と農(農作業を行う)への参加に伴う「農」の社会福祉“力”について、これまで岩手県・山形県及び宮城県で行われてきた農家への追跡調査(20年前の農家の高齢化を手掛かり)を企画した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
日本国内における文献収集を積極的に実施した。一方、中国への現地調査においては実施できなかった。コロナ下で入国に伴う隔離期間(3週間の宿泊施設プラス7日間の自宅待機)が長期化し、調査実施を含めて一か月半にわたる長期出張の日程調整ができず、渡航が困難であったことが原因である。年度末の2-3月は隔離措置の緩和が見られるものの、依然として不安定な要因が多く、中国への渡航の計画自体も不可能に近い状況であった。
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今後の研究の推進方策 |
①オンラインによる調査研究の検討を重ねながら、現地にいる研究協力者に現地調査の依頼を模索する。②後期において、渡航条件を確認しつつ、渡航を試みる。③研究全体の比較性を高める。具体的には、比較研究の手法を用いて、日本国内における農家の高齢化と農(農作業を行う)への参加に伴う「農」の社会福祉“力”について、これまで岩手県・山形県及び宮城県で行われてきた農家への追跡調査(20年前の農家の高齢化を手掛かり)を実施する。④日本国内において、関連研究の文献調査および学会参加による最新研究資料の収集に努める。
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次年度使用額が生じた理由 |
日本国内における文献検索・学会参加による資料収集および日中比較研究のために日本での対象地での調査研究。また、中国現地調査(依頼調査を含める)への支払い。さらに、入国規制緩和に伴ない、現地入りして聞き取り調査と文献調査ができるための経費使用等。
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