研究課題/領域番号 |
21K01908
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研究機関 | 尚絅学院大学 |
研究代表者 |
菊池 哲彦 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 准教授 (10419252)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 映像 / アーカイヴ / アーカイヴズ / 写真 / 記憶 / 風景 / 文化政策 |
研究実績の概要 |
研究計画3年目にあたる2023年度は、前年度2月から3月にかけて実施したフランスでの現地調査で蒐集した史資料の整理・分析を行い、それを踏まえ1980年代のフランスにおけるフランス国土整備・地方開発局(DATAR)写真ミッションの意義を論じる学会報告を、2023年10月8日の第96回日本社会学会大会(於・立正大学)において行った。 また、前年度の調査を補完するための現地調査のための事前調査も同時進行で進めた。とりわけ、DATAR写真ミッションに関する新聞・雑誌記事の書誌情報を調査し、史資料蒐集のためのリストを作成した。 そのうえで、2024年2月21日から3月6日にかけてフランス・パリに滞在し、フランス国立図書館(フランソワ・ミッテラン館)とフランス国立文書館(ピエールフィット=シュル=セーヌ館)で史料調査を行った。今年度の現地調査で、国立文書館では昨年閲覧しきれなかった公文書を閲覧・複写するとともに、国立図書館では事前調査でリストアップした新聞・雑誌記事を閲覧・複写することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初計画では2022年度に実施予定だったフランス現地での調査を2023年度末(2024年2月21日から3月6日)に実施した。これは、当初計画では初年度と第2年度に計画していた実施調査をコロナ禍の影響でそれぞれ1年延期したためである。今年度当初の時点で既に当初予定より10ヶ月程度遅れていた。今年度の現地調査は事前調査を踏まえて予定した内容をほぼ実施できたが、年度当初からの10ヶ月程度の遅れを回復するには至らなかった。依然として10ヶ月程度遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
当初計画で初年度と第2年度で予定していた現地調査をコロナ禍でそれぞれ1年延期したことを踏まえ、研究期間の1年延長を申請し承認された。そこで延長期間の2024年度は、研究の公表に注力し、2023年度の学会報告の論文化と投稿、そしてそれと同時進行で2023年度末の現地調査の成果を踏まえた学会報告と論文執筆を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
2023年度は、早い段階で研究期間の延長を考えたことにより、研究費の配分を見直し、延長期間に使用する研究費を確保した。そのために次年度使用分が発生している。延長期間のために確保した研究費は、研究資料の購入と学会報告時の旅費に使用する予定である。
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