研究課題/領域番号 |
21K01917
|
研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
佐藤 彰男 龍谷大学, 社会学部, 教授 (70249514)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
キーワード | テレワーク / 在宅勤務 / パンデミック |
研究実績の概要 |
22年度に引き続きテレワーカーを対象とした調査を継続した。 23年度に実施した量的調査は、21年度に行ったオンライン・アンケート調査のパネル調査であるが、前回のアンケート調査から2年が経過しているにもかかわらず、対象者250名中87名の回答を得た。また質的調査では、各90分という長時間のインタビューであったにもかかわらず、回答者は30名こえた。いずれも、既存のテレワーク研究では前例のない充実した調査となり、貴重なデータを収集することができた。 なお、上記の調査研究にもとづき、23年度中に単著論文2点を公刊し、共同研究者との連名で3件の学会報告を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初に計画した量的・質的調査のための経費が予想を上回ったため、23年度の予算の大部分を22年度までに前倒しで消化することとなった。しかし龍谷大学の研究助成費等を得て、23年度も支障なく調査活動を継続することができた。
|
今後の研究の推進方策 |
当初の研究計画において予定していた調査は、23年度まででほぼ終了した。そのため24年度は主として調査データの集計やとりまとめに注力することになる。また、23年度までと同様に、本助成研究によって得られた調査データにもとづく論文の公刊や学会報告を継続していく予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
2021年度の調査研究活動において、調査の回答者数が予想を上回ったこと等により、経費が予算を大幅に超過した。このため22年度以降に割り当てていた予算の前倒し請求を行い当該年度の調査費用を支弁した。その結果、22~24年度の調査予算が、当初の計画より少額となった。なお22年度以降の調査研究については、龍谷大学による助成研究資金等を得て、おおむね当初の予定どおりに進行している。
|