研究課題/領域番号 |
21K01962
|
研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
頭山 高子 大阪歯科大学, 歯学部附属病院, 准教授 (10826671)
|
研究分担者 |
隅田 好美 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (90377185)
黒田 研二 西九州大学, 看護学部, 教授 (70144491)
大西 愛 大阪歯科大学, 医療保健学部, 助教 (70848390)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | フレイル / オーラルフレイル / コロナ禍 / 地域活動 / 社会活動 |
研究実績の概要 |
本研究の1つ目の目的である「コロナ感染症拡大による地域活動の縮小がもたらした、フレイル・オーラルフレイルのリスクの変化を明らかにすること」を追求するため、2021年度の研究実施計画においてはフィールドへの依頼を行い、第1回調査を行う予定としていた。しかし新型コロナ感染症が収束せず、フィールドの依頼は行ったが、地域の代表者(自治会長や老人会会長)との打ち合わせにおいて、コロナ感染症が落ち着くまでは調査ができないとのことで調査を行う日程が決まらず調査ができなかった。感染予防対策として、フェイスシールド、マスクの着用、手指消毒の徹底、対象者の交代時には椅子・机などの消毒、部屋の換気、対象者が密にならないように予約時間を調整するなどの提案をしたが、新型コロナ感染症が少し落ち着いた時期に行うのであれば協力できるとの話となった。今回の調査の対象者を65歳以上の方と設定しているため、3回目の新型コロナ感染症のワクチン接種が終了するころに話を進めていく予定である。 2つ目の目的である「地域活動を再開するための地域住民の問題意識、不安要因を明らかにすること」に対する研究実施計画では、2022年度に地域住民への聞き取り調査として地域の代表である方々を対象として調査を行う予定を立てている。 3つ目の目的である「コロナ感染症予防とフレイル・オーラルフレイル予防の共存を目指した地域活動づくりとその効果を明らかにすること」の研究実施計画では、地域住民への介入、2回目の調査を2022年度と2023年度に実施予定としている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナ感染症が収束せず、フィールドの依頼は行ったが、地域の代表者(自治会長や老人会会長)との打ち合わせにおいて、コロナ感染症が落ち着くまでは調査ができないとのことで調査を行う日程が決まらず調査ができなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
新型コロナ感染症が少し落ち着いた時期に地域代表の方と打合せを行い、第1回目の調査を行う予定である。また、地域活動を再開することへの地域住民の問題意識、不安要因を明らかにするため、地域住民への聞き取り調査を行う予定であるが、第1回目の調査と同時に進めていく。調査時や聞き取り調査時においての感染防止予防には細心の注意を行い、研究者および研究補助者等に予防対策を徹底し、地域の方が安心して協力してもらえる環境づくりを考えて実施する予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナ感染症が収束せず、フィールドの依頼は行ったが、コロナ感染症が落ち着くまでは調査ができなかったため調査に関わる謝金、施設使用料、アンケート印刷費、データ入力費等が残額として残ることとなった。この残額は2022年度に調査を実施し支出する予定である。
|