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2024 年度 実施状況報告書

認知症地域支援推進員による地域支援実践力の向上のための教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K01985
研究機関日本福祉大学

研究代表者

中島 民恵子  日本福祉大学, 福祉経営学部, 准教授 (70503085)

研究分担者 上山崎 悦代  日本福祉大学, 福祉経営学部, 准教授 (80711655)
杉山 京  大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 講師 (90824912)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
キーワード認知症 / 地域実践力向上 / 認知症地域支援推進員 / 教育プログラム
研究実績の概要

2024年度に引き続き、認知症地域支援実践力尺度の構成項目案に対するエクスパートレビューを実施し、得られた意見を踏まえて調査項目の見直しを行った。その後、2024年11月に、32府県のホームページに掲載されている地域包括支援センターの一覧をもとに、認知症の人が暮らしやすい地域づくりに携わる専門職を対象とした郵送法による自記式質問紙調査を実施した。2908通のうち、876通の回答を得た(回収率30.1%)。
初期集計の結果、生活関連産業や公共施設従事者を対象とした支援活動は、他の活動と比較して実施頻度が全体的に低い傾向がみられた。また、自由記述には、支援における工夫や困難、地域の特性に応じた対応など、現場での多様な取り組みや課題が多数寄せられていた。これらの記述からは、認知症の人を支える実践の幅広さや専門職の模索の過程がうかがえ、今後の分析や教材作成において重要な資料となっている。
こうした結果を踏まえ、現在、ケース教材のテーマ選定を進めている。共生社会の実現を推進するための認知症基本法が掲げる「共生社会の実現」に向けては、専門職に加え、地域住民や生活関連産業従事者、公共施設職員など、多様な立場の人々が認知症に対する理解を深め、先入観や偏見を和らげていくことが求められる。さらに、認知症本人の内なる先入観や偏見にも注目する必要があると考えられた。今後は、実践経験をもつ専門職と協働し、複数の場面を想定したケース教材および、教育目標や設問のねらい等を示すティーチングノートの作成を進める予定である。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

認知症地域支援実践力尺度の構成項目案のエクスパートレビュー後の項目精査に時間を有したが、郵送法による自記式質問紙調査を実施することができた。それらを踏まえたケース教材のテーマ選定はできたが、ケース教材作成までは到達できなかった。

今後の研究の推進方策

ケース教材およびケース教材の作成を2025年度前半に進めるとともに、各ケース教材の質を高めるため、試運転を行い、振り返りや助言を元にリバイズを進めていく。さらに、質問紙調査のデータについて、潜在ランク理論を用いた分析等を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

2024年度にケース教材およびティーチングノートの作成までに至らず、予定していた研究費の全てを使用することができなかった。2025年度にケース教材およびティーチングノートを作成する予定である。主にケース教材執筆および助言への謝金代や調査結果の学会等への発表に関する費用として使用する予定としている。

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公開日: 2025-12-26  

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