研究課題/領域番号 |
21K02004
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
関水 徹平 明治学院大学, 社会学部, 准教授 (40547634)
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研究分担者 |
遠藤 希和子 金城学院大学, 人間科学部, 講師 (00814005)
堀口 佐知子 明治学院大学, 社会学部, 研究員 (30514541)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | ひきこもり / ヴィネット / 8050問題 / 生活保障 / 国際比較 |
研究実績の概要 |
本年度は、昨年度までに実施した日本、ドイツ、イギリス、スウェーデンでのヴィネット(ひきこもりから8050問題へと至る架空の事例についての段階的描写)を用いたヒアリング調査から得られたデータを整理・分析し、研究成果をまとめる作業を行った。その一部を、2023年9月15日に、オーストラリア・シドニーにて開催された、19th Annual Conference of the East Asian Social Policy Research Network にて、 "Family-dependent social services and their impact on wellbeing in contemporary Japan: Insights and lessons from a comparative and qualitative hikikomori (social withdrawal) vignette study" と題して報告した(共同報告:Sachiko Horiguchi, Teppei Sekimizu, Kiwako Endo)。日本の社会保障制度とひきこもり現象の関連について論じた論文「ひきこもりと家族主義の変容――福祉社会学の観点から」 が『精神科』に掲載された(42巻5号、pp.638-644、2023年5月)。また、別の論文を学会誌に投稿したが残念ながら掲載には至らなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度中には論文掲載には至らなかったものの、成果を共同の学会報告の形で公表することができ、多くのフィードバックを得ることができた。研究成果をあらためて論文としてまとめ上げる目処がついた。
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定では2023年度までだった研究期間を一年延長し、学会報告等で得られたフィードバックを踏まえ、ブラッシュアップした研究成果をあらためて論文として投稿し、研究成果を公表する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2024年度の論文投稿に向けて研究成果をブラッシュアップするべく、書籍購入を中心とする経費の一部を次年度に回すこととした。
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