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2021 年度 実施状況報告書

ポストコロナ社会における格差是正・包摂と社会教育プラットフォーム構築の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K02216
研究機関名古屋大学

研究代表者

河野 明日香  名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (10534026)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード社会教育 / ポストコロナ社会
研究実績の概要

本研究は、アジア及び欧州、南米の社会教育実践と格差是正・包摂の国際比較を通し、ポストコロナ社会におけるすべての人々を包摂する社会教育プラットフォーム構築の可能性と方途を探ることを目的としている。2021年度は、ウズベキスタン、ブラジルの社会教育概念、理論の現況把握のため、資料収集、分析と聞取り調査を実施することを計画していた。また、公的社会教育機関、ウズベキスタンにおけるDVVの実践、ブラジルにおける民衆教育としての青年・成人教育プログラム及び包括的教育の調査を行う予定であったが、新型コロナウイルスの影響により、海外渡航ができず、現地での調査や資料収集を行うことができなかった。これに対し、研究協力者と意見交換や情報交換を行い、ウズベキスタン、ブラジル、インドネシアのウィズ/ポストコロナ社会における社会教育プラットフォームの現状について把握を進めた。各国ともコロナ禍において活用されているオンラインツールを用いた社会教育、生涯学習を進めており、国や地域によっては子どもの教育のみならず、成人教育や職業教育、リカレント教育などにも広がりを見せていることがわかった。その一方で、リアルな社会教育、生涯学習が求められており、対面での教育効果や成果が見直されている点も明らかとなった。次年度以降は新型コロナウイルスの感染状況や各国の出入国管理の状況を踏まえつつ、可能であれば2021年度に実施できなかった調査内容も含め、現地調査を進めていきたいと考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルスの影響により、海外渡航ができず、現地調査及び資料収集が進んでいないため。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルスの感染状況や調査対象国の出入国管理、感染状況を踏まえ、可能であれば現地調査を行う。また、継続してオンラインを用いた情報収集、資料収集、研究協力者との意見交換や打ち合わせを実施し、現地調査の準備を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスの影響により、海外渡航ができず、現地調査及び資料収集ができなかったため。2022年度は新型コロナウイルスの感染状況や調査対象国の出入国管理の状況などを踏まえ、可能であれば現地調査を行う。また、引き続き、オンラインを通してのミーテイングや資料収集を進めていく。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] 「生涯学習プラットフォームとしての生涯学習情報システム―文化創造の観点から―」2022

    • 著者名/発表者名
      河野明日香
    • 学会等名
      Civilization Crossroads 14
    • 国際学会
  • [学会発表] “Local community and youth empowerment: Focusing on community education platform”2021

    • 著者名/発表者名
      Asuka Kawano
    • 学会等名
      International Scientific and Practical Conference on Preparing Young People for Family Life
    • 国際学会

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公開日: 2022-12-28  

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