研究課題/領域番号 |
21K02223
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
堀本 麻由子 東洋大学, 文学部, 准教授 (70512630)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 省察的実践 / リーダーシップ育成 / 専門職養成 / 女性管理職 / 意識変容学習 / 生涯学習 / 社会教育 |
研究実績の概要 |
本研究は、女性リーダーの信念や価値観を振り返る意識変容の学習過程の特性を明らかにし、社会教育・生涯学習機関と人材育成関連企業との協働的アクションリサーチによって、女性リーダーの省察的学習過程を支える学習プログラムと学習支援方法を構築することを目的としている。 2021年度は、リーダーとしての動機付けを支える意識変容学習過程の明確化するために、女性管理職7名(いずれも女性起業家)の信念・価値観の意識変容に関するインタビュー調査を行った。そしてリーダーとしての意識変容の学習過程についてグランデッド・セオリー・アプローチを用いて分析を行った。その結果、女性リーダーの動機付け、価値観、資質の3点に着目することで、日本女性のリーダーシップ育成における省察的実践過程のモデルを再検討した。その結果、現時点での調査結果の中間まとめを、International Transformative Learning Association(ITLA)(国際大会:2022年4月オンライン開催)で共同研究者の中村よしえ博士と発表(paper presentation)した。また省察的実践に基づいた女性管理職の育成方法に関する研究論文と女性社会起業家のリーダーシップ育成モデルの実践への応用に関する研究報告を専門誌(女性学習財団発行)に掲載した。 さらに、東洋大学社会貢献センターのリカレント教育プログラムの一つとして女性管理職や女性リーダー育成プログラムを提案し、2022年度にアクションリサーチとして取り組むための準備を進めることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の目的である女性リーダーへのインタビュー調査・分析が順調に進んでいること、継続的に研究成果について、国内外での論文投稿と国際大会での共同発表も実施できていることからおおむね順調に進展していると思われる。
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今後の研究の推進方策 |
女性リーダー育成に関する省察的実践に基づいた学習プログラムと学習支援方法の精緻化を行う。方法としては、2020~2022年にかけて調査を継続している女性社会起業家へのインタビュー結果に基づいて、学習プログラムと学習支援方法を開発し、東洋大学社会貢献センターのリカレント教育プログラムの一つとして実践研究を予定している。また中村博士とインタビュー調査結果を国際誌に投稿する(2022年7月)。さらに国内研究協力者/実務者(男女共同参画センター、公民館の職員、人材育成関連企業)と意見交換を行うことで学習プログラムと学習支援方法の改善を継続的に行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍ということで2022年2月に予定していた米国での国際学会に対面参加できず、オンラインによる学会報告となったため。次年度以降の米国国際学会参加での使用を予定している。
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