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2023 年度 実績報告書

CLD児の「母語」習得過程に現れる困難・障壁とその克服のアクション・リサーチ研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K02244
研究機関福山市立大学

研究代表者

劉 郷英  福山市立大学, 教育学部, 教授 (20434904)

研究分担者 小野 方資  東京家政学院大学, 現代生活学部, 教授 (30569827)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードCLD児 / 言語学習 / 発達保障 / 子どもの権利 / アクション・リサーチ
研究実績の概要

1、関連文献・資料の収集・吟味:去年度に引続き、Culturally Linguistically Diverse Children (以下、CLD児)の「母語」習得についてアクション・リサーチを進めるうえで、重要とみられる文献を収集し、講読した。今年度は、アクション・リサーチのフィールドを就学前のCLD児を対象とした「プレ・スクール」に増やしたこともあり、これに関連する文献の購読や収集にも取り組んだ。2、アクション・リサーチ:去年から引続きでCLD児とその保護者の研究協力を得て、アクション・リサーチを断続的に実施した。また、2023年12月より、就学前のCLD児童を対象にして、就学までの「母語」の習得や生活での言葉の学習を中心とした「プレ・スクール」を開設し、子どもと保護者の協力を得て、アクション・リサーチのフィールドとした。これは去年度実施した愛知県内への視察・聞取り調査をもとにして実践に移したものである。以上の二件のフィールドは、昨年度と同じ二人の研究協力者により運営された。これらの運営の際にはフィールドノートを付け、蓄積した。このノートは、二人の研究協力者、研究代表者、および研究分担者とで共有されて研究・分析の材料となり、このなかの一部が後掲する「3.学会発表・論文の状況」に掲げた論文にまとめられた。3、学会発表・論文の状況:2の蓄積を分析し、今年度は「CLD児の『母語』習得過程に現れる困難・障壁とその克服に関する研究:事例検討②続編」を執筆した。また、本研究のための基礎研究として田中昌人・田中杉惠による理論の講読を進め、翻訳出版をした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] CLD児の「母語」習得過程に現れる困難・障壁とその克服に関する研究:事例検討②続編2024

    • 著者名/発表者名
      劉郷英・丸山圭子・宮野宏子・小野方資
    • 雑誌名

      福山市立大学教育学部研究紀要

      巻: 12 ページ: 105-114

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 教育法・今日の焦点(第10回) 改訂『生徒指導提要』で子どもの権利保障はすすむのか-抽象的に子どもの権利を記載することの盲点2023

    • 著者名/発表者名
      小野方資
    • 雑誌名

      季刊教育法

      巻: 217 ページ: 92-95

  • [図書] 儿童的発展,診断評估,保育和教育 3幼児期Ⅰ1歳半~3歳2023

    • 著者名/発表者名
      田中昌人・田中杉惠(劉郷英(編集・監訳))
    • 総ページ数
      402
    • 出版者
      南京師範大学出版社

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公開日: 2024-12-25  

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