主に若手教師による授業実践とそれについての事後の研究会を観察と撮影の対象にした。また、その授業実践の映像を、事後の研究会においても使用してもらい、さらには、若手教師自身による次の授業実践において、子どもたちに提示する教材としても活用してもらった。子どもたちが自らの姿について振り返り学びやコミュニケーションの方法について省察するための道具として活用することができた。 また、校内授業研究会において教師たちが協同的に重層的に省察を続けて知識を構成し実践的見識を再構成していく中で、知識や学びやカリキュラムそのものについての教師たちの認識はどのように変容していくかということについて、協同的な学びに関する思想や哲学、教師の専門職性に関する先行研究などをもとに考察し作業仮説を立てた。
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