研究課題/領域番号 |
21K02265
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
古市 直樹 椙山女学園大学, 教育学部, 准教授 (00823882)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 授業研究 |
研究実績の概要 |
授業に関する知識を教師たちが協同的に構成することとしての研究の性質について考察する上で、教師の行う研究の目的と方法に着目した。教師の行う研究の目的については、教師自身の〈育ち〉、〈自動詞としてのラーニング〉、〈他動詞としてのラーニング〉、〈探究・研究そのもの〉の組み合わせを何通りか考えた。また、問いや探究を必要とする「研究」と、問いや探究がなくても成立しうる「研修」とを区別した上で、教師による研究における問いがどのように導出されるのか、そして、教師による研究における問い方や探究の仕方がどのように規定されるのかにも着目して教師による研究の多様性をとらえた。教師の行う研究の方法については、共同行為、特に共同注視に着目して整理をした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
自身の移籍等に伴って研究環境に変化があったため。
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今後の研究の推進方策 |
新たな研究環境において可能な限り多くの事例を収集するとともに、研究成果を論文としてまとめることに注力する。
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次年度使用額が生じた理由 |
自身の移籍に伴って、研究環境の再構成や研究以外の職務において例年以上に時間を要したため。 次年度も可能な限り更なる実地調査を重ねて本研究の目的を果たしたい。
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