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2023 年度 研究成果報告書

大学教員の専門的活動時間数の規定要因に関する国際比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21K02310
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09020:教育社会学関連
研究機関広島大学

研究代表者

大膳 司  広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60188464)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード大学教授職 / 研究活動時間 / 研究成果量 / 多変量解析
研究成果の概要

世界の20カ国の大学教授職を対象として実施したアンケート調査によって収集した42,401名のデータを使用して、専門的活動時間数が研究成果量とどのように関係しているかを多変量解析を用いて分析した。どの国においても、研究活動時間数は研究成果量とプラスの関係にあった。
さらに、研究成果をあげるうえで、研究活動時間数の確保の仕方が重要ではないかということで、全活動時間数に対する研究活動時間比率を30歳代、40歳代、50歳代ごとに計算し、その変数を使って20か国を分類した。その結果、研究活動時間数比率が年齢が上がるにつれて上昇しているグループの国々の研究成果量が高くなっていた。

自由記述の分野

教育社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究成果をあげるうえで研究時間数の確保は大変重要であることは多くの研究者によって指摘されていた。本研究の独創的な成果は、年代が上がるにつれて研究量が増加していることから、年代が上がるにつれて研究時間数を確保することが重要であるにもかかわらず、日本の大学では、近年、若手教員ほど研究時間数を確保しており、ベテラン教員ほど管理運営に時間が取られており、その結果研究成果量が減少しているのではないかと予測された。今後、この予測の検証が必要である。

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公開日: 2025-01-30  

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