世界の20カ国の大学教授職を対象として実施したアンケート調査によって収集した42,401名のデータを使用して、専門的活動時間数が研究成果量とどのように関係しているかを多変量解析を用いて分析した。どの国においても、研究活動時間数は研究成果量とプラスの関係にあった。 さらに、研究成果をあげるうえで、研究活動時間数の確保の仕方が重要ではないかということで、全活動時間数に対する研究活動時間比率を30歳代、40歳代、50歳代ごとに計算し、その変数を使って20か国を分類した。その結果、研究活動時間数比率が年齢が上がるにつれて上昇しているグループの国々の研究成果量が高くなっていた。
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