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2022 年度 実施状況報告書

低出生体重で生まれた子どもの運動が不器用な要因の分析と運動指導の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K02334
研究機関順天堂大学

研究代表者

松田 雅弘  順天堂大学, 保健医療学部, 先任准教授 (40453485)

研究分担者 北原 エリ子  順天堂大学, 医療看護学部, 非常勤講師 (00424242)
儀間 裕貴  東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (50708039)
楠本 泰士  福島県立医科大学, 保健科学部, 准教授 (60710465)
新田 收  東京都立大学, 人間健康科学研究科, 客員教授 (80279778)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード低出生体重児 / 運動発達
研究実績の概要

本研究では、低出生体重児で生まれた子どもの運動発達の特徴を明らかにし、運動の不器用さについて調査を行う。さらに、運動が不器用な原因に関する要因を明らかにし、その運動指導のプログラムを開発することを目的としている。アンケート調査が遅れていたが、所属する大学の倫理審査の承認を得て、関連する所属の倫理審査を得てから送付予定になっている。倫理審査は承認され、関連機関との調整を令和4年度には実施した。アンケートは運動の発達関連を総合的に把握するために、お子さんの基礎情報に関するアンケート、ASQ-3(Ages and Stages Questionnaires):発達評価ツール、SDQ(Strength and Difficulties Questionnaire):子どもの強さと困難さアンケート、PSI(Parenting stress index):育児ストレスインデックスを用いる。そのなかで発達的な特徴について明確にして、運動プログラムに結び付ける。
また、運動プログラムの開発が遅れているが、令和4年度では関連している保育園の協力が得られて、ダンスと粗大運動を中心とした運動プログラムの開発を平行して行っている。その一部に関して研究グループで検討を重ねている段階で、今年度は早期から運動プログラムの早期介入の効果検証を実施することが可能だと考えている。低出生体重児は、同年代の子どもと比較して運動が遅れる傾向があり、運動機能を早期から向上させるようなプログラムは、社会性の発達においても重要な要因だと考えている。精神・認知面に関しても調査し、最終的な運動プログラムを用いた検証を実施していきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

アンケート調査が実施できず、今年度実施する。遅れている分、運動プログラムの開発を平行して進めている。

今後の研究の推進方策

アンケートを早期に実施しながら、運動プログラムの開発を平行して実施してきた。運動介入の効果については動作解析装置や筋電計による運動の円滑性と、認知面の評価を組み合わせ総合的に発達への影響を検討していく。また、最終的に開発した運動のプログラムによる身体と認知の変化についても明らかにしていく。

次年度使用額が生じた理由

今年度はアンケート調査ができずに、運動プログラムの開発を平行して進めたため、アンケート調査にかかる費用がかかわず、その代わり運動プログラムの開発に予算が必要であったため。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 子どもの歩行障がい者に対する屋外移動・スポーツ活動を目的に製作した歩行器の検証2022

    • 著者名/発表者名
      松田雅弘,新田收,米津亮,楠本泰士,松浦孝明,阿部広和,西川康博,大島浩幸,酒井日出子:
    • 雑誌名

      支援工学理学療法学会誌

      巻: 1(1) ページ: 31-38

    • 査読あり
  • [図書] こだわり抜くバランス練習2022

    • 著者名/発表者名
      松田雅弘
    • 総ページ数
      271
    • 出版者
      文光堂

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公開日: 2023-12-25  

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