研究課題/領域番号 |
21K02364
|
研究機関 | 人間総合科学大学 |
研究代表者 |
浜園 環 人間総合科学大学, 保健医療学部, 教授 (60342226)
|
研究分担者 |
中村 真弓 人間総合科学大学, 保健医療学部, 准教授 (20623549) [辞退]
鈴木 祐子 人間総合科学大学, 保健医療学部, 講師(移行) (60611697)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 乳児 / 触れ合い / 親愛感情 / 大学生 / 唾液中オキシトシン濃度 |
研究実績の概要 |
予備実験対象は大学生4名で、乳児と触れ合う前後(各2回)の対児感情得点(28項目)、唾液中オキシトシン・コルチゾール濃度を測定し、それぞれ前後2群を比較した。触れ合い1回目と2回目の変化率の結果は以下となった。 1.唾液中オキシトシン濃度は3名に変化率の上昇があり、接近感情得点では1名には変化無く2名が上昇した。 2.コルチゾール濃度は3名に変化率の下降があり、回避感情得点では2名に下降があり、2名が上昇した。 結論として、乳児との触れ合いを重ねると、大学生の乳児への親愛感情が高まる可能性はあり、関連要因は“アイコンタクト・笑う・ぐずる・泣く・暴れる”が考えられた。今後は対象数を増やし、コントール群を設けた本実験で検討していく必要がある。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
乳児と大学生が直接触れ合う実験方法であることから、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大があるため、本実験準備が遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
研究計画のうち、感染予防方法について見直し、対象者・協力者の選定条件を「実験日が最後のコロナワクチン接種日より6か月以内の方」とし、実験当日に「新型コロナ抗原検査の実施」「問診票にて健康状態のチェック」を実施することを追加した。 本実験に向けて、現在親子が4組が確保できている。
|
次年度使用額が生じた理由 |
乳児と大学生が直接触れ合う実験方法であることから、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大があるため準備が遅れ,前年度は実験を実施できていない。
|