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2022 年度 実施状況報告書

保育者養成におけるブレンディドラーニングを用いた保護者との関係構築力の育成

研究課題

研究課題/領域番号 21K02388
研究機関共立女子大学

研究代表者

小原 敏郎  共立女子大学, 家政学部, 教授 (30439161)

研究分担者 三浦 主博  仙台白百合女子大学, 人間学部, 教授 (70310183)
恒川 丹  田園調布学園大学, 子ども未来学部, 助教 (30898846)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード保育者養成教育 / 子育て支援 / e-ラーニング / ブレンディドラーニング / 保護者との関係構築力 / リアリティ・ショック
研究実績の概要

本研究は、保育者養成教育において学生が保護者との関係構築力の育成するために、主体的かつ効率的に学べる教育プログラムとしてe-ラーニングと対面授業を取り入れたブレンディドラーニング(Blended Learning、以下BL)を実施し、その学習効果を検証する。
2022年度は、開発したBLプログラムの内容について2023年3月の日本保育者養成教育学会第7回大会に発表した。さらに、2022年5月~6月にかけてK大学の保育者養成課程に在籍する3年生87名を対象に、保育士養成課程の必修科目である「子育て支援」においてBLプログラム(授業の4回分)を実施し、効果の測定を行った。この結果は2023年5月の日本保育学会第76回大会にて発表予定である。
結果から、BLプログラムの実践によって、学生が一定の学びの意義や満足感を得ていることが示唆された。一方で、保護者との関係構築力項目に関しては、プログラム実施前後で有意が見られなかった。このことは、プログラム実施時期や回数に課題があったのではないかと考える。これらの点を改善し、今後の実践で効果を検証する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

交付申請書に示した2022年度の計画である「授業でのプログラムの実施、効果を検証する」という内容はおおむね達成できたと考えられる。これらのことから「(2)おおむね順調に進展している」と評価した。

今後の研究の推進方策

2023年度は、2022年度と同様に、BLプログラムを4回程度実施し効果を検証する。コンテンツに関しては、2022年の実施によって分かりづらい点などを改善する。また、実施校をK大学のみではなく研究分担者の大学でも行うことで増やす。そして、これまでの研究を総括し、研究成果をまとめる。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の影響で学会参加や打ち合わせのために計上した旅費がほとんど使用できなった。次年度以降は当初の計画通り学会(国際学会を含む)等に積極的参加し、研究成果を公表する。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2023 2022 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 保護者との関係構築力の育成を目指すブレンディッドラーニング教材の開発2023

    • 著者名/発表者名
      小原敏郎・恒川丹・三浦主博
    • 雑誌名

      共立女子大学家政学部紀要

      巻: 69 ページ: 99-108

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 保護者との関係構築力の育成を目指すICTを活用した教材開発について(2)2023

    • 著者名/発表者名
      恒川丹・小原敏郎・三浦主博
    • 学会等名
      日本保育者養成教育学会第7回研究大会
  • [学会発表] 保護者との関係構築力の育成を目指すICTを活用した教材開発について2022

    • 著者名/発表者名
      小原敏郎・恒川丹・三浦主博
    • 学会等名
      日本保育者養成教育学会第6回研究大会
  • [学会発表] 保育者養成におけるブレンディドラーニングを用いた保護者との関係構築力の育成を目指した授業実践について2022

    • 著者名/発表者名
      三浦主博・小原敏郎・恒川丹
    • 学会等名
      日本保育学会第75回研究大会
  • [学会発表] 情報化社会における『自己・人・もの』関係:情報化社会の基本、保育者養成教育における活用2022

    • 著者名/発表者名
      恒川丹
    • 学会等名
      日本関係学会第44回大会
  • [備考] ブレンディドラーニング教材

    • URL

      https://kosodatetoday.com/

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公開日: 2023-12-25  

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