研究課題/領域番号 |
21K02388
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
小原 敏郎 共立女子大学, 家政学部, 教授 (30439161)
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研究分担者 |
三浦 主博 仙台白百合女子大学, 人間学部, 教授 (70310183)
恒川 丹 田園調布学園大学, 子ども未来学部, 助教 (30898846)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 保育者養成教育 / 子育て支援 / e-ラーニング / ブレンディドラーニング / 保護者との関係構築力 / リアリティ・ショック |
研究成果の概要 |
本研究では、主体的かつ効率的に学べる教育プログラムとしてe-ラーニングと対面授業を取り入れたブレンディドラーニング(BL)プログラムを開発した。開発したBLプログラムの効果を検証するため、二つの大学の保育者養成課程に在籍する3年生を対象にBLプログラム(授業の4回分)を実施し、プログラムの前後、フォローアップ評価としてプログラム終了約1か月後に得点を測定した。この結果、二つの大学で共通して「保護者の自己決定の尊重」「支援のために環境構成」といった項目でBLプログラム後の値が有意に高いことが示され、おおむねBLプログラムの学習効果を検証できた。さらに、研究成果を作成したHPによって公開できた。
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自由記述の分野 |
子ども学および保育学関連
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の保育者養成教育における保護者支援の学びは、知識獲得型の学習に留まっている場合が多かった。本研究で開発されたBLプログラムは、保育者養成教育における学修効果を検証することができた。さらに、プログラム開発の過程でICT環境を活用して従来の教授法をBLプログラムとして統合することができるという示唆が得られ、教育課程における応用の幅広さが意義として考えられる。 また、保護者支援は保育者の早期離職やリアリティ・ショックと深く関係しているため、本研究の成果を新任保育者の研修などに活用することで、これらの課題の予防につなげることができる。
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