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2023 年度 研究成果報告書

社会に開かれた古典学習に向けた古典読解力の再定義と授業モデル・評価システムの研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21K02441
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関高知大学

研究代表者

武久 康高  高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (70461308)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード古典教育 / 読解力
研究成果の概要

本研究は〈自分や社会にとっての古典の意義が分からず、生徒たちの学習意欲が低い〉という高等学校国語科の長年の課題を解決するため、次のことを行った。(1)〈実践的な場面で古典を活用する〉水準を含んだ古典読解構造のモデル化。(2)全国の高等学校で実践可能な授業モデル・評価指標の開発。成果は以下の通りである。(1)のモデル化では、特に間テクスト的な読みをもたらす「情報のリンク」能力の重要性を指摘した。(2)では「古典教材と自分自身とを関連付ける」ための「評価基準」、及び「古典との対話を生み出す」ための「授業モデル」「評価規準」、「教材選択の基準」についてそれぞれ開発した。

自由記述の分野

教科教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの古典教育研究において、〈実践的な場面で古典を活用できる力〉の育成を目的とした研究はほとんどなく、そのためこうした「授業モデル」や叙上の学力を評価する枠組みや指標が未開発であった。そこで本研究では、〈実践的な場面で古典を活用できる力〉の育成に関わって、全国の高等学校で実践可能な「授業モデル」や「評価指標」の開発、及び「教材選択の基準」について提案した。このことによって、より多くの高等学校での授業改善に資することができると考える。ここに本研究成果の学術的意義や社会的意義がある。

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公開日: 2025-01-30  

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