研究課題/領域番号 |
21K02538
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
吉田 浩之 群馬大学, 教育学部, 教授 (30461198)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 部活動指導者育成指標 / 教員育成指標 / 部活動ガイドライン / 教員研修 / 指導者育成プログラム |
研究実績の概要 |
本年度,A県B市教育委員会の「部活動あり方検討会」の委員の依頼を受けたことにより,本研究に対して当該教育委員会から全面的に研究協力を得ることができ,当該教育委員会が毎年実施する部活動に関する生徒,保護者,教職員を対象に実施したアンケート結果を,本研究に活用することができた。また,本年度実施のアンケートには,本研究にかかわる項目を設定し実施することができた。 上記アンケート結果を基に,本年度計画の「育成する資質能力の具体化」に向けては,当該教育委員会担当者等とともに分析を進めることができた。また,本年度計画の「部活動指導者育成指標の開発」に向けては,文部科学省が示す教員育成指標の作成に関する法や資料等に則り,あわせて,スポーツ庁及び文化庁が示す部活動ガイドラインが示す事項を踏まえ,部活動指導者育成指標を作成する方法について検討を進めた。 その結果,当該市の「部活動指導者育成指標(案)」を具体的にまとめ,「部活動あり方検討会」で案について検討し,それを経た後に,当該市教育委員会会議で「B市部活動指導者育成指標」と,その指標を活用した研修概要について,正式に承認を受けるところまで進めることができた。これらについては,次年度以降に計画した内容を含むものであった。 以上の研究に関連する知見や成果の一部は,著書(単著)で発信することができた。また,当該市の「部活動ガイドライン」に「部活動指導者育成指標」と「その指標を活用した研修計画」を明記し,公表する準備を整えることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本研究の目的を達成するために計画した本年計画を達成し,次年度計画の一部内容まで達成することができたため
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今後の研究の推進方策 |
本研究の目的を達成するために計画した「Ⅱ:部活動指導者育成指標の開発」「Ⅲ:部活動指導者の教育・育成プログラム実践と効果検証」について,当初の計画以上に進展している状況に引き続き,それらの研究に取り組んでいく。
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