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2021 年度 実施状況報告書

大学発インキュベーションと伝統産業の活性化ー大学のカタリスト機能の調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K02636
研究機関青山学院大学

研究代表者

薄上 二郎  青山学院大学, 経営学部, 教授 (00289985)

研究分担者 宮下 清  長野県立大学, グローバルマネジメント学部, 教授 (50239399)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード養蚕業 / 大学発スタートアップ / 産業人材育成 / 地域ブランド / 地域連携事業
研究実績の概要

研究代表者と研究分担者はそれどれ次のような活動を行った。
報告者:薄上二郎(研究代表者)
活動内容:国際戦略経営研究学会2021年度年次大会において学会報告を行った。概要は以下の通りである。テーマ「養蚕業に関連する大学発スタートアップの事例研究―環境分析、競争力の源泉、企業との連携を中心としてー」発表の概要:農林水産省によれば、養蚕業は「養蚕農家が桑を栽培し、蚕を育て、繭を生産する一連の営み」としている。この伝統的な定義からすれば、日本の養蚕業は衰退産業に該当する。一方で、養蚕業は医薬品、化粧品、医療用器具への応用など成長性も期待される。養蚕業関連の大学発スタートアップは少なくない。研究目的は3つある。第1は、大学発スタートアップを取り巻く環境を明らかにすることである。第2には、注目される事例を取り上げ、競争力の源泉は何か、そして第3には、事例から企業との連携関係を明らかにすることである。メールによるインタビューの分析の結果、環境要因は、大学との関係、地方自治体の支援、企業側の影響要因がある。競争力の源泉については、事例で見る限り、成長性の期待できる非繊維型の領域でコア技術を持っている点である。また、企業連携により、スタートアップの弱みを補完する関係性が見られた。
報告者:宮下清(研究分担者)
財団法人日本立地センターの機関誌『産業立地』2022年3月号第61巻第2号に「地方大学にみる産業人材育成のあり方」という調査概要を掲載した。
内容としては、これまで取り上げられていない地域にある大学の経営学部に注目し、経営学部の地域社会での役割や、地方の大学と地域社会の連携について事例を紹介している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナの影響により、フィールドワークと現地でのインタビュー調査が全くできなかった。

今後の研究の推進方策

研究計画に基づいて、オンラインインタビューやメールによる問い合わせを実施したい。
進捗状況については、学会報告(国際戦略研究学会)や、論文の投稿を行いたい。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナの影響で、予定していた現地調査、インタビューができなかった。
使用計画
オンラインやメールによるインタビュー調査、アンケート調査を実施したい。オンラインでの国際会議発表の準備ととして、報告資料の作成(リライト)などに活用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 養蚕業に関連する大学発スタートアップの事例研究2021

    • 著者名/発表者名
      薄上二郎
    • 学会等名
      国際戦略経営研究学会2021年度年次大会

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公開日: 2022-12-28  

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