研究課題/領域番号 |
21K02639
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
日向野 幹也 早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 教授(任期付) (00165086)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
|
キーワード | リーダーシップ教育研究成果への懸賞 / 内外リーダーシップ教育研究者との連携 / リーダーシップ開発効果測定のデータ蓄積 |
研究実績の概要 |
1) 研究対象となるリーダーシップ開発の授業(「リーダーシップ開発:理論とスキル」,「リーダーシップ開発:問題解決プロジェクト」,「他者のリーダーシップ 開発」を計画どおりに実行し,データ取得と蓄積を行うことができた. 2) International Leadership Association (ILA,本部米国メリーランド州)代表(CEO)のシンシア・チェリー博士の視察を受け入れ,ワークショップを開催し,日本と東アジアでのリーダーシップ教育研究の促進についてディスカッションを行った(2023年10月).これを受けてILA理事会では日本からのILAへのコミットメントを促進する方法について議論が続いており,日本側からの提案を求められた. 3) World Institute for Action Learning (WIAL,本部ワシントンDC)から,Excellent Coach of the Year Runner-upを受賞した(2023年11月).他の受賞者たちが全て企業などの団体へのアクションラーニングの導入に関連するもので,団体を代表しての受賞であるが,小生の場合は個人での受賞であった.これはアクションラーニングを日本の大学生のリーダーシップ教育に普及させた功績に対するものである. 4)ニュージーランド国立Waikato大学Roy Larke博士よりリーダーシップ教育について共同研究の申し入れを受けた.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
1) 海外からの顕彰を得て,国内研究者との連携がいっそう促進される見込みである. 2) リーダーシップ教育の効果について,学内の研究倫理委員会の審査を経てデータ取得と蓄積を行っている.
|
今後の研究の推進方策 |
1) 引き続きデータ取得を行う. 2) 量的な計測を補完するために,質的な研究アプローチができないか引き続き文献調査を行う. 3) 24年4月に着任した専任講師(任期5年)の支援を得て量的分析を本格化する.
|
次年度使用額が生じた理由 |
2023年7月に予定されていたAssociation of Leadership Educators年次総会への参加が,早稲田大学での授業日程との関係で不可能になったため.24年度ないし25年度の参加を引き続き検討する.
|